2010年11月28日日曜日

アップデート

アメリカは11月末は連休です。友達の所へ遊びに二泊三日で旅行をしてきました。BBQをしたり、セールの季節なので服も買ったりして充実しました。

啓吾君は、死ぬ程アクティブになってきています。お陰さまで成長は早いようで、言葉も喋り始めています。あっち、こっち、エルモ、アップル、ベイビー、ドギー(犬)、ダディーという単語を駆使しして、親とコミュニケーションを取ろうとしています。アビキ(飲み物)という造語も。英語だとLが発音できてる!と頼もしい反面、日本語をもっと覚えなさいと少し心配です。

あまりにも元気すぎて、先日は三針を縫う大けがをしてしまいました。ブラインドを握りしめて転落して、手を切って血がドバーッと。男なんで心配はしてませんが、もう少し広いお家に引っ越してストレス発散させてやりたいですね。ナルシストなのか、鏡の前で自分の姿を見るのが最近のお気に入りです。



私生活では、テニスクラブの会員になりました。昨年の冬はギブアップしてましたが、近くでよいクラブが見つかったので、火曜日の夜9時から11時までちゃっかりテニスをしています。現地人の知り合いがぐっと増えるので、やっぱり趣味は生かすべきですね。土曜日の夜もコートが使えるので友人を誘ってテニスしています。

学校は引き続き経済学が面白いです。クラスメイトの香港から来ている中国人と韓国人も、今迄まったく勉強してきたことと違うことに驚いていました。アジアは経済学の教え方が米国より明らかに遅れていると思います。事例は近いところまでやりますが、それらを考えるフレームワークの教え方が古臭すぎます。日本の近代史の教え方と同じなのかな?と思いました。日本の歴史だと、明治時代までやって後はテストに出ないから自分でやってということで教えてくれません。経済学も20世紀前半ぐらいまでをやって、ここ50年の理論を教えないような感じです。まだ固まってないということでしょうが、経済学は今の経済への処方箋になるべきですし、歴史も今現在を考えるための実学なので、直近のことを分析できなければ意味がありません。

仕事では、外国人の本社採用のプロジェクトがミドルマネージャーに断られがっかり。。。トップマネージャーは皆賛成だったのに、非常に歯がゆくやりきれません。新しいことを「やらない理由」は誰でも作れます。発言と行動が一致していない、という姿には本当にがっかりしましたし、一連のやり取りを通じて、東京の上司がどういう世界観を持っているかがよく分かりました。会社の利益をどのレベルで考えるかが、私の思っているマネージャー像とはだいぶズレていました。皆いい人なのですが、人を利用する視点が足りなすぎる。ただ、摩擦を起こすことで、色々な事が早く明らかになったので、摩擦は常に正しいと思い直しました。自分の将来も考えるよい材料になりましたし。

12月は試験期間でちょっと大変です。

2010年11月5日金曜日

久々の更新です。

3ヶ月振りの更新ですかね。生活は相変わらず忙しいですが、バランスを取る事にはだいぶなれてきました。

この三ヶ月はというと、色々とありましたね。

仕事では、新担当の開拓にしっちゃかめっちゃかです。ただ、いつもそうなのですが、ちょっと無理な仕事量になると仕事の本質を考えるので生産性が明らかに向上します。10年間、投資の仕事をしてきましたが、チームのプロセスを考え直す仕事もあり、自分の過去の総括を定量的に定性的に行いました。やはり、日欧米の三極で仕事をしたことはそうとう糧になっています。日本人の特性も生かせるし、本質的に何をすれば良いのかも分かる。チームに優秀な同年代の人も入って来たので、自分なりの哲学を書き出してブツけてと、摩擦を起す事によって自分の立ち位置も確認できます。大学での出会いもそうですが、普段から深く物事を考えていて、後は誰に会うか次第ですね。物事には、集中して短い時間で学べることもあれば、時間をかけてゆっくり消化しないと分からない事もあります。後者が少しずつ固まってきたのかなと思うようになってきました。

学校では、9月末にブラジルに一週間行ってきました。学校のカリキュラムでラテンアメリカの経済を学ぼうというものです。正直、ショックでしたね、ブラジルの現状。スラムだらけで、貧富の差の分布は中国よりも深刻です。釣り鐘型でなくて、フタコブラクダの形なんです。ラテンの経済のボトルネックは、銀行システムが機能していない、組織を作れる国民性がない、教育に対する意識が低い、という三点です。BRICsと言われていますが、アジア地域に比べると色々とハンディキャップがある気がします。経済発展における重要な概念は、Social infrastructureというものです。

経済学の授業を受けていますが、学問の構成自体が本当にサプライズです。日本のカリキュラムとはまるで違って、長期の成長と一人当たり豊かさの向上が主眼です。日本人が経済学を学ぶ時に最も集中する、短期の財政政策や金融政策の理論はまったくの無効であると最初に教えられます。また、ISバランスの議論を長期の均衡に広げる講義は目から鱗でした。扱う事例が常に国際的に比較されたものなので、視野もとても広がります。残念ですが、日本の公務員試験や会計士試験で学ぶような経済学の体系は、間違った経済学感覚が養われてしまう害悪のようにさえ思います。一点の気付きは、外国人は日本の成長が戦後に起こったものだと勘違いしている点です。もちろん、二次大戦で負けて資本蓄積の全てを失った日本のキャッチアップスピードは凄かった訳ですが、二次大戦時点で米国の半分近くの一人当たりGDPを獲得していた戦前の経済発展が全く知られていません。現在の中国は日本の一人当たりGDPの1/10ですが、これは日米比較で言えば一次大戦前の水準です。今の中国を日本の1970年代と比べることは、ある意味で正しいのですが、そのステージは日本の1910年代だと考えた方が正しいように思えてきました。特に国民の精神的なステージはそういうレベルだと考えた方が正しいかと思います。為替が360円から4倍強くなってもそこそこの経済を維持している日本の真似は、今のアジア諸国の体力では到底不可能です。元やウオンが4倍に切り上がったら国の産業が壊滅してしまいます。

また更新します。

2010年8月28日土曜日

二学期の授業のまとめ

今日で二学期が終了です。150時間の講義を聞いて、勉強時間は200時間ぐらいかな。終わったー。テストも米国風に慣れてきたので、落ち着いて対処できました。何をやったか簡単に記しておきます。

コーポレートファイナンス:企業評価の世界には会計基準ほど厳密なコンセンサスはありません。だからこそ、グローバルスタンダードを知っておいた方が良いという意味で役立ちました。DCF法を、通常のケース、M&A、LBOまで永遠とやります。最適資本構成の計算の仕方(市場βと資産βの変換)や、企業評価におけるB/Sの組み直し方、残存価値の複数の計算方法などが、かっちり頭に入りました。M&A、配当政策変化、破産処理などに関連する企業評価はAdvanced Corporate Financeのコースで。

ディシジョンモデル:MBAでは正しい意思決定をするための様々な道具を学びます。管理会計だけでなく、経営経済学(ミクロ経済学を経営者の切り口で再構築したもの)、統計学、心理学。この授業はシュミレーションソフトの利用です。この授業はProblem SolverとCrystal ballいうExceについているシュミレーションソフトを使いこなせるようにします。生産キャパシティや流通コストなどの制約条件をおいた、生産や流通の最適化をすること、モンテカルロシュミレーション法で仮想の市場テストを何万回も行うことを学びます。Excelは本当におりこうさん。

管理会計:一点抜け落ちていた観点に気付かされました。授業員のインセンティブと経営戦略を最適化することが管理会計の役割という点です。細かな計算して価格戦略や原価分析に役立てるのだけでは片手落ちです。その一点において非常に意味がありました。原価計算、予算実績対比、残余利益法やEVA法などは、触りだけなので新しい内容は無しです。バランススコアカードと内部移転価格のトピックは一度触れておいてよかったと思います。結局、インセンティブをどう設定するかが経営の役目です。日本では、仕事を通じた社会貢献の喜びで労働を行うというマルクス的な職業感が強いので、インセンティブというのは常に軽視されます。でもグローバルで経営するときは最も大切なテーマだと思います。

生産管理:面白かった。日本企業が世界に誇る分野です。その起源は、資源のない国が米国と戦争した第二次大戦の軍需工場にあると踏んでいます。QCやジャストインタイムをやったり、Little's Lawという生産ラインやマクドナルドの客さばきに使えるような公式を覚えます。私は仕事を通じて日本のマザー工場をとてつもない生産管理を何件も見させてもらったので、今までで一番クラスに貢献できた授業だったと思います。生産管理はマーケティングやイノベーションに勝る、キャッシュフローの源泉だということを改めて確認しました。トヨタのリコール問題もあったため、生徒からも質問の嵐でした。この分野を売りにして日本のMBAがアジアから生徒を呼べるようにならないかなと思います。原価計算もそうですが、欧米での工場周りの学問の蓄積は本当にお遊び程度のように思います。

マーケティング:ピーター・ドラッガー曰く「企業活動に必要な物は二つだけである。イノベーションとマーケティングだ。」ということで、非常に重要な活動です。日本企業の成長のボトルネックでもあります。売ることが営業なら、マーケティングは売るための仕組みを考えるマネジメントの仕事です。フレームワークはフィリップ・コトラーの教えが基本で、3c(Company, Competitor, Customer)で自社と他社と顧客をまず把握、STP(Segmentation, Traget, Positioning)を決定し、4P(Price, Promotion, Place, Product)の4つを最適に組み合わせて(マーケティングミックス)売上を最大化するということ。覚えたコンセプトやツールは以下です。顧客分析ではEVC(Economic Value to Customers)と、(LVC) Lifetime Value of Customers )を必ず当てはめ、Brandingも考えること。市場分析ではConjoint Analysisや回帰分析によるデータの分析。Marketing Channelでは卸の有無によるバリューチェン総額の利得がどう変化するかを理解。価格設定ではゲーム理論、価格差別化(ミクロ経済学の方で精緻にやりますが)、価格バンドリングなどのケースを解けるようにします。私は専門ではないので、重要論点を一通り整理できたこと役にたったかな。常識的には正しいと思われる選択が致命的なミスとなることをケースを通して学べました。

2010年8月25日水曜日

啓吾君アップデート

一歳の誕生日ー

もう歩けるぞ。
モンキーとコミュニケーション
寝る子は育つ

新しいページでブログします

Yahooを使っていましたが、これからGoogleでブログします。

最近は、、、

家族。啓吾が一歳に。歩き始めました。奇声を発しながらも元気に動き回っています。鼻水がでる以外は大きな病気もなくスクスクと育ってます。まったく人見知りをしない元気BOYに成長してます。早く喋りださないかな。

仕事。7月末に米人をつれて日本へTeam Buildingの出張がありました。静かで狭い日本オフィスに驚いていたようですが、色々な居酒屋を回ったり、侍のコスプレを楽しんだり、充実したトリップになりました。会社は過去10年で資産規模が5倍に増えました。成長していることは常に良いことだと思います。今後10年は自分たちの世代の力で同じだけ増やしてやろうと決意を新たに。大学の学友が夏休みに東京でインターンをやっています。彼を基点に内外から会社を引っ掻きまわして、経営のスピードを上げていきたいです。

コロンビアMBA。8ヶ月が経ちましたが、二学期で必須科目の履修が終わります。今はテスト週間で金曜日に最後のテスト。マーケティングやオペレーションを一通り勉強できた事、コーポレートファイナンスでアヤフヤだった分野が正確に把握できたこと、授業の進め方に慣れてクラスへの貢献も一学期より大きく進歩したこと、クラスメイトとの交友、色々と成果がありました。来月からは選択科目が始まり、いよいよ応用の勉強が始まります。コロンビアMBAがファイナンスで世界一のカリキュラムであることは多くの人も異論はないでしょう。その授業群を受けれる事は本当に楽しみです。

MAC。家のPCが子供に壊されたので、新しいのはMACにしました。いやはや凄い快適です。ソフトとOSの一体感が素晴らしく、WINDOWSより遥かに使いやすい。フリーズもしないし。値段は高めでしたが、こちらにして大正解。

テニス。MBAや他の学部の人と週末にやってます。夏の暑い時期はバテバテになり体力の衰えを実感。今は上手くなるのは無理ですが、定期的に続けます。

旅行。今月末は夏休みでカナディアンロッキーに行ってきます。来月末は学校の授業でブラジルに一週間行きます。渡航VISAも取り終えました。色々と学んできます。

こんなところですね。またちょくちょく更新します。