2010年12月26日日曜日

英語の勉強について

三学期が終わりました!これで修士課程も6割が終わり。ホットしていましたが、課題の案内が届いて死にそうです。教科書は捨てるとして、ケーススタディーだけで、1/7の合宿までに400ページ。ちょっとは休ませろよという感じです。

今回は英語の勉強について少し書きます。ネイティブ日本人で困ってない人は殆ど世の中にいないでしょう(真剣にやってる人はめちゃくちゃ困っているはずですが)。私が海外に出て丁度4年になりますが、どんなもんなのか。僕は英語が専門ではないので、英語を職業とする人よりもそういう人の情報の方が多くの人に役に立つかとは思います。

結論からいうと、自分が昔イメージしていたよりは全然できていないです。読むスピードと理解力は日本語の半分ぐらい。日本経済新聞は気合い入れれば一時間で全部読めますが、Wall street journalは3時間はかかります。辞書ももちろん必要です。また、二倍疲れます(この疲れが語学力のポイントなのですが)。聞くのは、ニュースや学校の講義とかの綺麗な英語や一対一は問題は少なくなりますが、ネイティブ同士が熱くなって話だすと?????が並ぶことが殆どです。特に雑音内ではかなり厳しい。書くのはストレス無く書けますが、表現力は中学生ぐらいでしょう。清書するときに時間がかかりますし。話すのも困ることは無いですが、表現力は中学生ぐらいでしょう。また、議論のスピードが早くなると、鋭い意見をいうのはまだ無理です。

テストだとMBAに入る一年前でTOEFLで109点でした。点数が出るまで7回も受けましたが、Readingは三回満点でほぼ安定、Listeningは25〜29/30ぐらいでバラツキました。(この二つしか科目がないTOEICならほぼ満点でしょう)。Speakingが発音が悪いしナチュラルに喋れないので24点が最高。書くのは24~27/30でした。TOEFL のReading満点ぐらいの力があると、GMATという米人が受けるMBAのセンター試験みたいので(英語読解、数学、英語筆記)、英語読解は受験者の下位3〜4割ぐらいに入れます。そっから色々と対策をして、数学で満点を取って、最終的には上位15%ぐらいのスコアで出願しました。ただ、MBAではこんなテストで何点とったところで、僕のようなノンネイティブは焼け石に水というか、苦労しまくるんですが。今のクラス60人の中で、大学を英語でやってないのは5人だけですし、殆どは米でずっと働いてますからね。

一年で英語が伸びたか??微妙ですね。相変わらず読んだり聞いたりすると日本語よりも明らかに集中力が必要だし疲れる。というか、年を取って来ただけかもしれませんが。。。自分が必要としている力は今迄やってきた努力の倍はいるのかなあ、という感じです。歯がゆい。

ところで、日本人ビジネスマンに最も多い勘違いは、英検一級やTOEIC900点とかが最高峰ということではないでしょうか?取った人達は、新聞も雑誌なんてまともに読めないし、ヒアリングなんて殆どできないことを、よく分かっているはずです。また、ライティングとスピーキングは、勉強するのにとてもお金がかかりますね。留学だったり、直してくれる先生を付けないといつまでも小学生、中学生レベルで終わってしまいます。

韓国ではサムソンや現代に入る人はTOEIC900点で足切りらしいですが、ここを最高峰ではなくて最低線と考えている訳です。日本でも否応なしに来ると思います。日本で外国人の恋人もおらずコツコツやるしかない大半の人は、興味のある分野の英語本を徹底的に読み込むのが良いと思います。また、話すのはちゃんとした英会話のプログラムに数百万円かける必要があるでしょう(一つの語学を身につけるにはそれぐらいの投資は最低必要と思う)。一方で、日本の大学受験レベルなら一流大学卒でも三流大学卒でも語学のレベルは最終的なゴール地点から考えればその差はゼロに等しいと思います。誰であろうと認識でスタートすることはできると思います。

英語がある程度でもいいからできるようになると何が良いか?私は、視野と物事の洞察力がとても強化されることが最も良いことだと思います。それは付き合う人がとても増えるからです。大学にいて一番感じることは、多くの場合、米国人の授業よりも外国人の先生の授業の方が数倍面白いこと。一般的にですが、母国語しかできない米人は視野が狭いです。また、新しい発見とかアイデアは、違った思考を持った人間の新結合から生まれます。そのチャンスが増えることも大きなメリットだと思います。

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